2011.7.22-30 高知

 

クジラの調査に参加させてもらえることになって高知へ。

 

旅慣れていると思われがちだけど,旅に出る前はいつも緊張する。

しかも今回は,初めての土地,長時間1人で運転して行くということもあって,

結構ドキドキしていた。

 

運転中,自分は車の運転が好きなんだろうかと考えてみた。

 

運転は得意な方ではないし,すぐに疲れてしまうし,あんまり好きではないと思う。

けど,いつも聞いているラジオ局が入らなくなって,その地方のラジオ局を探して

聞くのが好きだったり,海が見えてくると「わぁ〜」って一人で叫んでたり,

稲穂が色づいてきた田んぼを見て幸せな気分にひたったり。

そういう時間はすごく好きだなぁって思う。

 

そんなことを考えながら,行きは6時間半で到着。高速区間がほとんどで,

そんなに疲れることもなかった。

 

 

さぁ,高知の海!

 

調査のメンバーの方々や船長さんは,みんな優しい人ばかりで,ほっと一安心。

そう。大概,どのフォールドに行ってもみんなやさしいから,いつも心配しすぎた!

ということになる。

 

台風の後で,動物たちがいなくなってしまってないか心配したけれど,

いるいる!

近くで見ていても,遠くに別のクジラのブローがあがって,「あっちにもいる〜!」

と幸せな状態。

そういうものかと思ってしまいがちだけど,例年になくたくさん見れているとのこと。

ラッキー!

 

今回出会ったのは,ニタリクジラとマイルカ(ハセイルカ)。

マイルカの大群に出会って,イルカの「キュイキュイ」という声や,

船の下について泳ぐかわいい姿にいつまでもいつまでも浸っていたくなるような

幸せな時間を過ごしたり,

ニタリクジラが船の真横に上がってきて,その迫力をまざまざと見せつけてくれたり,

ニタリクジラの親子の姿に夢中になったり。

1週間,朝から夕方までずっと海に出て,本当に幸せな時間だった。

 

もちろん,写真も撮ってきましたよ。

今回の調査の目的の,個体識別用の背びれの写真もしっかり撮って貢献しました。

 

今回行って,あらためてナガスクジラ科のクジラの綺麗さにうっとり(マニアック)。

(トップの写真もナガスクジラ。)

 

秋には,このクジラ達が群れをなす姿が見れるらしい。

しかも,海の透明度も上がって,写真撮影にはもってこい。

また,秋にもこのクジラ達に会いにいこう。

 

楽しい時間はあっという間に過ぎてしまって,高知を離れる日が。

せっかく高知に来たので,足摺岬と四万十川の下流域に寄って帰った。

足摺岬に行くまでの,四万十川の河川敷沿いの道が最高だった。

 

高知の人はほんとにやさしくて,自然も豊かで,一気に大好きな土地になった。

高知に行くためなら,運転なんて全く苦じゃないかも。

 

といっても,今回の走行距離は1000キロを超えた。

1人で運転した自己最長記録。

愛車もよく頑張ってくれましたと,心をこめて洗車しました。

 

2011.8.4

 

颯爽
颯爽
お母さんの背中を追いかける
お母さんの背中を追いかける